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新着コンテンツ

24/9/8 判例記事「令和4年(行ケ)第10127号他」をアップしました。本件は、PBPクレームについて、不可能・非実際的事情ではなく、方法が記載されている部分の「明確性」から、明確性要件違反と判断された事例です。実務においても、PBPクレームにおいて方法部分の記載をどのようにすべきか考えさせられる事例ではないでしょうか。

新たに、商標コンテンツ「今日の商標」を追加しました!

今日の商標」は、気になった最近の商標事件(主に審判事件)を紹介するものです。見やすくまとめており、数分で簡単に読めます。毎日配信ではありませんが、なるべく頻繁に更新する予定です。(現状、当サイトから更新通知はしていませんが、X(旧Twitter)で「弁理士X」が更新ポストをしているため、必要の方は「弁理士X」をフォロー下さい。)
・当コンテンツの目的
多くの実務家が、特許と比べると商標に馴染みがなく、商標の類否判断の感覚は掴みづらいはずです。そこで、「商標ってこんな感じなのか」といった感覚がつかみやすくなるように、近々の事件をピックアップしました。審決の抜粋だけでなく、弁理士Xの所感も載せております。(私も商標はまだまだですが)
本コンテンツは、受験生にも有用だと思います。商標の具体的な判断事例を知ることで、無味乾燥な商3条や4条についての理解が深まるものと思います。(弁理士Xも受験生時代は、審決を読んで、商標の土地勘を養いました)
※メニュータブの「今日の商標」からページに飛べます。

「拒絶理由対応のすすめ」に技術分野毎の”お試しパック”を用意しました

「拒絶理由対応のすすめ」は、電気ソフト、機械、化学のいずれの技術分野からも題材を選定するため、特定の技術分野を担当することが通常の実務家にとって有用性が判断しづらい点がございました。そこで、特定の技術分野の題材のみを購読できる「お試しパック」を用意しました。
「電気ソフト」「機械」「化学」の技術分野毎に、これまでの題材から2件をピックアップしております。まずはこ「お試しパック」から、「拒絶理由対応のすすめ」コンテンツの有用性をご判断下さい。
 また、こちらの記事「2024年前半の振り返り」も参考にして下さい。

お試しパックの購入はコチラから

本サイトのコンテンツについて

①「判例分析のすすめ(裁判例の分析)」
「判例記事」は、最近の裁判例の中から実務に関して興味深い題材を選び、「概要紹介」「所感」「詳細な分析/考察」を載せています。「概要紹介」及び「所感」までは、どなたでもご覧いただけます。「詳細な分析/考察」は会員向けコンテンツとして有料化しました。
「詳細な分析/考察」では、判決文を詳細に分析し、そこに隠された「裁判所の論理(考え方)を見い出し、それを実務にどのように落とし込めるか考察しています。判例から得られた学びを実務に活かし、スキルを向上させる意欲を持った方に向けた記事をお届けします。(※有料化は2024年にスタートしたため、2023年までの記事は全文無料で掲載しております。)

月額会員登録(有料)はコチラから
記事の単体購入(有料)はコチラから

★★実務サポートコンテンツ「特許実務のすすめ」★★
「特許実務のすすめ」は、判例の「詳細な分析/考察」によって得られた学び(裁判所の論理的思考)を、実務から逆引きできる実務活用ページです。裁判所がその結論を導いた「論理」は、特許庁や裁判所を説得する上で非常に有用です。「特許実務のすすめ」では「出願」「権利化」「無効化」「権利行使」のそれぞれの場面で、実務のヒントとなる情報(裁判所の示した基準や論理的アプローチ)を探すことができます。各自の具体的な案件に使えそうなヒントを見つけ、実務に活かしてください。

「特許実務のすすめ」は、判例記事とセットで活用いただくため、判例記事購読会員が利用できるサービスとなりますが、一部だけを紹介した「無料公開版」も用意しているので試しにご活用ください。下のボタンからご覧いただけます(ヘッダーメニューからも選択できます)

②「拒絶理由の対応検討(拒絶理由対応のすすめ)」
「拒絶理由対応のすすめ」では、実際の出願案件を題材に、拒絶理由対応を検討します。また、応答方針の結論だけでなく、結論に至るまでの思考過程も説明していきますので、どういった考え方から結論に至ったのかもわかります。題材には、様々な技術分野の案件を扱っていきます。
 参考までに、下記に私の拒絶理由対応の集計を載せました。私の場合、拒絶理由に対して「補正無し(=審査の判断誤り)」で対応する確率が50%を超えています。また、拒絶理由の解消率はほぼ100%です

 拒絶理由対応に関するセミナーには演習形式のものもありますが、「拒絶理由対応のすすめ」は、私自身が、具体的な出願案件を題材にして、拒絶理由をどう読み込み、どう判断し、どう応答方針を導くのか、その論理的な思考の流れを、なるべく詳細に伝えるものとなっていることが、このコンテンツの特色といえます。私自身も知らない案件に向き合うので、リアルな思考をお伝えできると思います。
 こちらは会員向けの有料コンテンツとなります。また、記事の公開期間も一定期間(一ヶ月強)としているため、過去分をまとめて閲覧することはできません。
 拒絶理由の対応の仕方に悩んでいる方や、一通り経験は積んだものの伸び悩みを感じている方にオススメです。
 
 詳細は「はじめに」をご確認ください。

月額会員登録(有料)はコチラから

<参考>2023年末時点の直近50件の拒絶理由通知/査定の対応及び結果

③「コラム記事」
コラム記事は、特定の題材を取り上げるものではなく、包括的なテーマについての個人的な見解を載せたものです。また、具体的な事例や題材から離れて、包括的に知財実務の在り方を考えたいときにコラム記事を書いています。
 こちらは、会員様向けのコンテンツになります。また、会員でない方は、別途noteにも記事を置いておりますので、そちらからご覧いただけます(※noteで有料記事となっている場合があります)。

Topics

24/9/8 判例記事「令和4年(行ケ)第10127号他」をアップしました。本件は、PBPクレームについて、不可能・非実際的事情ではなく、方法が記載されている部分の「明確性」から、明確性要件違反と判断された事例です。実務においても、PBPクレームにおいて方法部分の記載をどのようにすべきか考えさせられる事例ではないでしょうか。
24/8/15 「拒絶理由対応のすすめ」の2024年前半を振り返った記事を載せました。これまで、29条について7回扱いましたが、結果を表にまとめて、全体的な感想を述べております。
24/7/20 「拒絶理由対応のすすめ」第7回の応答方針の検討詳細をアップしました。8月いっぱいまで公開予定です。本件の29条の応答は「補正無し、意見書のみで反論」という結論です。進歩性の主張に使えそうな点をピックアップできる能力だけでなく、それらを繋げて、説得力のある主張にすることの重要性がわかる題材かと思います。
24/8/15 「拒絶理由対応のすすめ」のお試しパックの販売を開始しました。ご自身の専門分野に対応した記事をお手頃価格で購入できるため、まずはこちらの購入を検討してみてはいかがでしょうか。お試しパックの購入はこちらから
24/6/3 判例記事の「記事単位」での購入が可能となりました。皆様、興味のある記事だけを購入することができます。判例記事の単発購入はこちらから

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令和5年(行ケ)第10056号 有効審決の取消請求事件(KMバイオロジクス vs セキラス)
進歩性: 前審と異なる「相違点」の認定主張を認めた事例2024/3/25判決言渡 判決文リンク#特許 #進歩性 #追加主張 1.概要  本件は、ノバルティス アーゲーが有していた特許第5754860号(発明の名称「ワクチンアジュバントの製造…
拒絶理由対応のすすめ 第9回
題材について 題材の選定対象:2024年6月に拒絶理由通知を受けた案件題材:特願2022-113229技術分野:材料(正極活物質粉末) 審査記録2024年06月25日 拒絶理由通知     07月30日 意見書及び補正書の提出 拒絶理由対応…
令和4年(行ケ)第10127号他 有効審決の取消請求事件(テバ・ホールディングス他 vs ジー.ディー.サール、リミテッド)
明確性要件:PBPクレームにおける明確性の判断~方法的記載の明確性~2024/3/18判決言渡 判決文リンク#特許 #明確性要件 1.実務への活かし(雑感まででいえること) ・権利化 無効化 #明確性 #PBPクレーム  PBPクレームの場…
拒絶理由対応のすすめ 第8回
題材について 題材の選定対象:2024年5月01~21日に拒絶理由通知を受けた案件題材:特願2022-125289技術分野:電気(電力制御装置) 審査記録2024年05月14日 拒絶理由通知     07月08日 意見書及び補正書の提出 拒…
拒絶理由対応のすすめ 2024年前半の振り返り
2024年1月から開始した「拒絶理由対応のすすめ」  月に1件、最近の出願から適当に案件をピックアップし、拒絶理由通知への応答方針を検討し、その思考プロセスを説明することを試みてきた。  なるべく活きた思考プロセスをお伝えするために、「拒絶…
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  1. 令和4年(行ケ)第10007号(2023/1/18判決言渡)
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  2. 令和4年(行ケ)第10030号(2023/2/7判決言渡)
    「除くクレーム」によって除かれる対象が何かという観点から、「除くクレーム」を「内的除外」と「外的除外」に分け、さらに「外的除外」を「内在型」と「外在型」に分けて類型化し、オープン/クローズドクレームとの相性をまとめた記事。
  3. 令和4年(行ケ)第10111号(2023/7/25判決言渡)
    特29条2項(進歩性)における「設計的事項」とは何か。設計的事項の本質を考えながら、「設計的事項」と「技術的意義」の関係性を分析した記事。
2024年全文無料記事
  1. 判例記事:令和5年(行ケ)第10024号(2024/1/22判決言渡)
    新規事項:明細書に記載のない「単位系」への補正が認められた事例。
  2. コラム:「補正の目的要件」と「訂正の目的要件」
    判例で述べられた両要件の「趣旨」から、それぞれの要件の性格的な違いを考察。
  3. コラム:第三者意見募集について
    知財高裁からの第三者意見募集についての個人的な見解を記載。