コラム

コラム:進歩性における「予測できない顕著な効果」について

知財系 Advent Calender 2024 12/12 今回のコラムでは、進歩性の判断において、「予測できない顕著な効果」ないしは「効果」という要素そのものを、どのように扱うべきかについての自論を述べたいと思う。 ご存じの方も多いだろ...
拒絶理由対応のすすめ

拒絶理由対応のすすめ 第11回

題材について題材の選定対象:2024年8月に拒絶理由通知を受けた案件題材:特願2022-543535技術分野:機械(極低温流体を貯蔵及び分注するための設備)審査記録2024年08月13日 拒絶理由通知     11月13日 意見書及び補正書...
判例

会員限定コンテンツ(2024/11)

進歩性:論理付け
コラム

コラム:進歩性判断における「判決の拘束力」についての一考

さて、今回のコラムでは、先日サイトにアップしたばかりの判例記事「令和5年(行ケ)第10069号」を書いていたときに気になった点があったため、これについての一考をお話しさせていただく。タイトル通り、進歩性判断に関し、「判決の拘束力」はどこまで...
判例

令和5年(行ケ)第10069号 有効審決の取消請求事件(株式会社アンド vs 株式会社パラット)

進歩性判断における請求認容判決の「拘束力」と請求棄却判決の「既判力」2024/3/25判決言渡 判決文リンク#特許 #進歩性 #既判力 #判決の拘束力1.実務への活かし・無効化 #判決の拘束力 無効審判段階において、進歩性判断で争いとなる「...
拒絶理由対応のすすめ

拒絶理由対応のすすめ 第10回

題材について題材の選定対象:2024年7月に拒絶理由通知を受けた案件題材:特願2021-076278技術分野:ソフト(運送管理システム)審査記録2024年07月23日 拒絶理由通知     09月09日 意見書及び補正書の提出拒絶理由対応の...
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コラム:「予測できない顕著な効果」とは

さて、今回のコラムでは、進歩性判断の一要素である「予測できない顕著な効果」について、その言葉の意味するところを考えてみたいと思う。 きっかけは、先日の判例記事「令和5年(行ケ)第10056号」である。この事件で知財高裁は、最高裁(平成30年...
コラム

コラム:悪魔の「除くクレーム」

さて、今回のコラムのタイトルは「悪魔の「除くクレーム」」という何とも恐ろしいタイトルであるが、「除くクレーム」自体が悪魔だと言いたいわけではなく、「除くクレーム」には悪魔のような使い方があることをここでは紹介したいと思う。 最初に述べておく...
コラム

コラム:特許実務スキル(応用編) No.3

29条の拒絶理由を解消する「除くクレーム」の応用テクニック※本記事は、noteからもご購入いただけます。本サイト(「知的財産のすすめ」サイト)では、会員限定となっておりますので、会員でない方は、本サイトの会員となるか、noteで購入いただく...
判例

令和5年(行ケ)第10056号 有効審決の取消請求事件(KMバイオロジクス vs セキラス)

進歩性: 前審と異なる「相違点」の認定主張を認めた事例2024/3/25判決言渡 判決文リンク#特許 #進歩性 #追加主張1.概要 本件は、ノバルティス アーゲーが有していた特許第5754860号(発明の名称「ワクチンアジュバントの製造の間...